国宝の“マスコット”グッズもかわいい! 本阿弥光悦の「美」に魅了される展覧会
本阿弥光悦筆江戸時代寛永4年(1627) 東京・池上本門寺蔵、扁額「妙法花経寺」 本阿弥光悦筆江戸時代寛永4年(1627) 千葉・中山法華経寺蔵、扁額「正中山」 本阿弥光悦筆江戸時代17世紀千葉・中山法華経寺蔵
第1章「本阿弥家の家職と法華信仰――光悦芸術の源泉」では、本阿弥家の家業である刀剣や信仰に関わる品々を紹介。
光悦が所持していたと伝わる短刀や、本阿弥家の家系図、能書として知られる光悦筆による書状を見ることができます。
光悦が書いたさまざまな寺の扁額も展示。例えば、東京・池上本門寺の扁額は1627年につくられたものですが、ふだん本門寺の入り口にかけられている扁額は複製のため、なかなか寺外で見ることはできません。ほかにも、千葉や京都のお寺から出品された扁額も並び、圧巻の見ごたえです。
展示室のデザインも美しい…!
特別展「本阿弥光悦の大宇宙」展示風景
第3章「光悦の筆線と字姿――二次元空間の妙技」では、光悦書蹟の代表作、重要文化財《鶴下絵三十六歌仙和歌巻》が登場。展示室の天井部分にも本作品のイメージが飾られていて、とても美しいです!
この作品について、松嶋さんは次のように解説されています。