精神科医・名越康文「他人との比較は地獄の入り口」 個性との上手な付き合い方6つ
(名越)
5、自分のパーソナリティとはギャップのあるコミュニティを見つける。
「例えば“僕は会社員だけど”という立ち位置のままで、ゲーム好きコミュニティに参加してみる。通常仕様とはギャップのある居場所を持つことで、息苦しさや生きづらさから解放されるということがあるんです」(名越)
6、「ずらす」ことで、より輝ける場所を見つける。
「このフィールドでは勝負できないと思ったら、目指す場所やキャラクターをずらせばいい。学校でも会社でも趣味の場でも、他人に負けることを怖がらず、個性を活かして輝ける別の道を探してほしいです」(名越)
なこし・やすふみ1960年、奈良県生まれ。精神科医。専門は思春期精神医学、精神療法。音楽活動、映画評論、マンガ分析で活躍。
会員制動画CH「名越康文TVシークレットトーク」も。ひらり1989年、東京都生まれ。文筆家。オタク文化、BLなどを題材にエッセイやインタビューを執筆。平成元年生まれ女子のサークル「劇団雌猫」メンバー。近著『それでも女をやっていく』。
『anan』2024年2月7日号より。イラスト・JenTwo(visiontrack)取材、文・輪湖雅江
(by anan編集部)
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