くらし情報『不動産会社の経営者が教える! 選んではいけない「NGマンション」の見分け方』

不動産会社の経営者が教える! 選んではいけない「NGマンション」の見分け方

十分な修繕計画が立てられておらず、修繕積立金が不足しているようなマンションは購入すべきではありません。

NG3 複雑な形をしたマンション
地震に強いとされるのは、上から見たときに正方形に近いシンプルな形の建物と言われています。 正方形は同じ面積の面で支え合うため、力が分散されやすいのです。一方、形が複雑な建物の場合、揺れた時に壁や柱にかかる負荷にばらつきが出て、倒壊リスクが高くなってしまいます。

たとえば、1階部分が駐車場などになっているピロティ形式の建物。通常の建物は、柱と壁で2階以上の建物の重みを支えるように設計されていますが、柱だけで支えるピロティ形式は、どうしても構造的に弱くなります。

また、日照権を確保するために下階よりも上階が後ろに下がって建てられているセットバックや、L字やコの字の形状になっているような物件など、非対称でバランスの悪い形の建物はあまりおすすめできません。

もちろん、このような形であっても耐震補強工事が適切に行われている安全なマンションもあります。
気になる方は、不動産会社に問い合わせてみてください。

※「満足度・生活の質に関する調査報告書2022」

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