くらし情報『ついにきた、大人の恋愛小説! 「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」選考委員たちがうなった作品とは?』

ついにきた、大人の恋愛小説! 「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」選考委員たちがうなった作品とは?

【大賞】

日々を謳歌するように“花摘み”を。一見地味な51歳女性の性愛物語。
ついにきた、大人の恋愛小説! 「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」選考委員たちがうなった作品とは?


『今日の花を摘む』
田中兆子双葉社2090円
主人公は出版社の社員で茶道を嗜む51歳の独身女性・愉里子。趣味は男性としがらみのないセックスをすることで、彼女はそれを“花摘み”と呼ぶ。

「主人公の性愛の楽しみ方は独特で、選考会でも“全く感情移入できない”という意見もあり、また“愉里子が友達で、花摘みの趣味を告白されたら、昔なら『自分を大事に』と言ったと思うけれど、今は『やるじゃん』と答える”という意見もあった。
恋愛の概念も多様に変化する今の時代に求められるのは、こういう作品なのでは」(編集部)

【候補作】

戦争へと加速する中国で、惹かれ合う2人の女性。
ついにきた、大人の恋愛小説! 「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」選考委員たちがうなった作品とは?


『楊花(ヤンファ)の歌』
青波 杏集英社1760円
舞台は1941年、日本占領下の中国・福建省廈門。カフェで女給として働きながら諜報活動をしていたリリーは、暗殺の実行者としてヤンファという女性を紹介される。ある夜をきっかけに二人は惹かれ合い…。「スリルとサスペンス、そして純愛!?」(有隣堂・加藤ルカさん)。「息をつかせない展開と、主人公女性2人の存在感が素晴らしい」

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