くらし情報『恋愛って、実際のところ何をしているの? “哲学対話”で掘り下げる!』

恋愛って、実際のところ何をしているの? “哲学対話”で掘り下げる!

描く側としては、恋愛のシーンに意義があると思って入れていると思うんですけど、「人を想う強い気持ち」というメッセージなら、別に恋愛じゃなくても描けるなって思うし…。それについては、どうですか?

桜林:別にジャマだとは思わないけれど、「結局恋愛か」とか「それでなぜ帳消しになるの?」とかは思いますね。同じことか(笑)。結局みんなが幸せになるのが、恋愛の話でしかないのかよっていうことにはやっぱり怒りがあって。たとえばバトルマンガだとすると、そもそも敵同士だったのに恋愛関係になると憎しみが帳消しになったり。それって現実でも似たようなことがあって、「大恋愛の末に結婚した」的なことが、あらゆる幸せの頂点に立ちがち。それこそ市場が違うはずなのに、恋愛が頂点と捉えられてしまう現状には、警告の笛を吹きたいですね。じゃあ結婚したあと何で生きていくんですかっていう。


永井:それくらい今の社会のあり方が恋愛至上主義的になっているということかもしれません。一方で、人を好きになることって、「恋に落ちる」と表現するくらい、本当に滑り落ちるように、うっかりなってしまうものでもありますよね。それは市場とはかけ離れた話なんですけど、私は仮に自分が恋愛しているからといって、「お前も恋愛しろ」

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