韓国の人気俳優キム・ダミに「つねにワクワクさせられた」監督が明かす最新作の裏側
そこで、制作の裏側についてこちらの方にお話をうかがってきました。
ミン・ヨングン監督
2010年の初監督作品『短い記憶』でさまざまな賞に輝き、華々しいデビューで注目を集めたミン・ヨングン監督。今回は舞台を韓国に移した本作で、実写映画として韓国興行収入ランキング初登場1位となるほど、大きな反響を呼んでいます。作品に込めた思いや自身にとってのソウルメイト、そして日本から影響を受けていることなどについて、語っていただきました。
―リメイクするうえで、設定を変更した部分とオリジナルを尊重した部分があると思いますが、そのあたりのバランスで意識されたことはありますか?
監督まずは映画を観てから小説を読んだのですが、2つのコンテンツに方向性の違いは多少あるものの物語の核となる部分は同じだと感じました。なので、私もリメイクをする過程では、しっかりとそこを維持したいという気持ちは強かったです。それは何かというと、2人の女性たちが長い時間をかけて友情を育み、お互いに似通っていくというモチーフ。一度離れた2人がふたたび出会ったとき、相手に自分の姿を見い出していく瞬間を描いてみたいというのは、この作品に惹かれた一番の理由です。