『頭のいい人が話す前に考えていること』から学ぶ、“相手に伝わる話し方”7つの黄金法則
マニュアル的な印象を与え、むしろ『適当に聞いている』と疑われかねないのです。淀みなく話せる人が、コミュニケーション強者と思っている人もいるかもしれませんが、そうとは限りません。たとえたどたどしくても、相手のことを真剣に考え、発した言葉であれば、相手の心に届くのです」
CASE 5
友人C子とお茶をしている時。C子がハマっているアイドルの話をし始めたものだから、アン子も自分の推しの魅力を語りたくなり…。
【法則6】知識は誰かのために使って初めて知性となる
自分が言いたいだけの知識は相手にとって無意味である。
これは“知識の披露”に関わること。「アン子さんが話しているのは自分の推しの魅力、つまり自分の知識を披露しているだけ。これが友だちの好きなアイドルについての知識なら、相手にとって役立つ可能性があり、相手のために知識を使ったことになります。
人は、自分にとって有益な情報を与えてくれる相手に、知性を感じるのです。それを踏まえて、話す前に心がけたいのは『これは相手のためになるのか』と考えること。そう立ち止まることで、“言いたいだけ”の自分に気づけます」
CASE 6
再びC子の推しの話。