ラランド・サーヤ「電話は苦手」 プロが“電話で話すの苦手問題”克服の心得を伝授
相手が何を言うか予測不可能なことが、電話の苦手意識に繋がっているという。
「文字でのやりとりは考える時間が持てますが、電話は瞬時に判断して発言することが求められます。また、電話では相手の表情など視覚情報も得られないため、何でもスマホで調べる“予測”の習慣がついている若い世代の人からすると、暗闇の中で飛んでくるボールを受け止めるようなハードルの高い行為。ただ、メールでは何千文字にもなるやりとりを電話なら数分でできるなど効率が良く、声音などの情報もあるため、ニュアンスや詳細を端的に伝えられます。急いでいる時はもちろん、込み入った話をしたい時や謝罪のシーンにももってこいですよね」
克服するには、とにかく慣れが大事。
「家族や友だちなど話しやすい人と電話をする機会を増やして訓練しましょう。また、相手の発言をメモして、流れていかないようにしたり、第一声を決めておくことも有効です。余裕がない時は、出ずにかけ直すことも一つの手。
切るタイミングが心配な人は、事前に何分程度なら話せるかの目安を連絡しておくと安心です。失言や間違いがあったとしても、よっぽどの暴言でない限り、言い直せば大丈夫。怖がらず向き合ってください」