大阪場所で関脇復帰の若元春「左四つ」になる瞬間にぜひ注目して!
三兄弟の中で、相撲モチベは僕がいちばん低かったです。いちばん高かったのは渥(十両・若隆景関)かな。すごく負けず嫌いだし。
――若元春関は、ほかにやりたいことがあったんですか?
母親が美大を出ていてデザイン系の仕事をしていたので、美術系の仕事にも興味をもったりしてました。
――習い事はしていましたか?
相撲はずっとやりつつ、小学校卒業するまでは柔道もやってました。あと、公文もやってたんですけど、入って1か月で先生の家で兄弟げんかして、窓ガラスを割って出禁になったらしいです(笑)。ソフトボールもちょっとやったんですけど、僕のやる気がなさすぎて監督にすごく怒られてやめました(笑)。
――それでやっぱり相撲、ということになったんですね。
「得意技は?」って聞かれたらなんて答えますか?
技じゃなくて良ければ、「左四つ(互いに相手の右腕と体の間に左手を差し込み組み合う体勢)」で、技だったら「うっちゃり」です。
――自分の相撲のどこをいちばん見てほしいと思いますか?
やっぱり左四つになる瞬間ですね。左四つになると力が出るので、なった瞬間に見ている人たちに「よし!」って思ってもらえるようなお相撲さんになりたいです。