野呂佳代「“ぽっちゃり系にも輝いている人はいる!”という思いがあった」 アイドル時代を振り返る
裏方にすごく興味があって、映画監督さんのアシスタントを少しだけやっていた時期もあるんです。
――アパレルの仕事をしている間も、お芝居や映画に対する関心はずっと続いていたんですね。
そうですね。10代の頃に演技指導の先生が「俳優は非日常の世界を過ごすから、常にどうしたら日常を演じられるかを考えながら生活しなさい」とアドバイスしてくださったんです。そう考えるとアルバイト経験も演技の勉強になるので、自分の中ではその観点で動いてました。ただ、アパレルのバイトは普通に楽しいし、友達と遊ぶのも楽しい。別に芸能の道に進まなくていいんじゃないか…と思ったことも。でもAKB48のオーディションに出合って“やっぱり進みたいのはこの道だ”と気づいたので、合格できてよかったです。
――アイドルになってみて、想像と違った点はありましたか?
周りが細い子ばっかりだったこと。私自身はTLCとか海外アーティストが好きだったし、外資系アパレルで働いていたこともあって、自分の体が大きいことを気にしていなかったんです。むしろ“パンッとしてていいじゃない”と思っていたのに(笑)、アイドルになったらめちゃくちゃ叩かれて。