実は略語でした! 「バス」、もともとの名はなんでしょう?
最初はベンツのバスだった…!?
ここからは、バスの歴史をざっくりご紹介。
まだ馬車が使われていた時代、フランスやイギリスなどヨーロッパで定期輸送の乗合馬車の運行がはじまり、やがて馬ではなく蒸気自動車が使われるようになりました。
最初にガソリンエンジン付きのバスを作ったのは、カール・フリードリヒ・ベンツ。ご存じ高級ドイツ車メルセデスベンツの基礎を築いた人です。ベンツのバスは、1895年にドイツ中西部の都市で使われました。
日本初のバスは…
いっぽう、日本で最初にバスが運行したのは、1903(明治36)年9月20日。蒸気自動車を改造した車両が京都市内を走りました。当時の写真には、屋根も幌もない馬車風の小さな蒸気自動車に、7~8人の男性が乗っている様子が写っています。
日本バス協会は、この9月20日を「バスの日」に定めています。
バスは略語でした!
バスは「オムニバス」の略でした。乗合馬車からガソリン車に変わる歴史も少し見てみましたが、昔のような馬を使ったエコフレンドリーなバスも悪くなさそうです。
意外な略語はほかにもあります。次回もお楽しみに!
参考資料
・『日本大百科全書(ニッポニカ)