注目のアジア俳優、シュー・グァンハン「台湾でも時々、山や海に行って、心を落ち着かせたりしている」
なので、演じる時は、僕も未知数な部分を持つ雰囲気を漂わせるように工夫しました」
シューさん自身が18歳の頃は、どんな青年だったのだろう。
「小さい頃からずっとスポーツ漬けで、18歳の頃もそればかり。とくにバスケットボールと卓球が好きでした。当時は若かったので、何でもチャレンジしたいと思っていて、将来スポーツ選手になったらどうなるだろうと考えたこともあるんですよ」
ジミーもバスケ好き。共感する部分があったのでは?
「脚本を読んだ時に、ジミーがバスケ好きで『SLAM DUNK』も好きだと知って、僕の青春とそっくりだと思いました。ジミーの成長や心の動きが、僕と本当に似ていたんです。だから、この役に惹かれました」
18歳のジミーが恋をしたのは、少し年上の日本人女性・アミ。
「アミは優しくて大人で、自分の夢を実現させる勇気を持っている人。
ジミーがアミに惹かれる気持ちがわかります。アミを演じた清原さんも、当時21歳とは思えないほど成熟した魂の持ち主。お互いに中国語と日本語を教え合ったりして過ごしました」
劇中ではジミーが日本を旅する様子が描かれるが、シューさんの心にも思い出深く残っている旅の記憶はあるのだろうか。