見上愛「奇跡だと思いました」 映画『不死身ラヴァーズ』で主演に!
人力車を引いたりギターを演奏するなど、体力面や練習時間などで結構大変でしたし、1日で中学時代と大学時代のシーンを撮ったこともありましたが、りのが持っているエネルギーに常に引っ張ってもらっている感覚があって。だから撮影中はずっと楽しかったです。それまで私は暗めだったりクールな役を演じることが多かったから、りのみたいなはじけた役を演じてみたかったんです。
――りのはご自身に近いですか?
「好き!」とまっすぐに伝えるような行動はしないけど、基本近いかも。これで共演4度目の青木(柚)さん(親友・田中役)には「見上のまんま!」と言われたんです。その時はピンとこなかったけど、終わってみたら確かにって。
――ネタバレの多い作品であまり掘り下げて書けないのですが、印象的だったのが、りのがアコースティックギターをかき鳴らしながらGO!GO!7188の曲「C7」を熱唱するシーン。エモーショナルでカッコよかったです。
実はこのシーンは急遽追加されたシーンでした。私は昔バンドでギターをやっていたのですが、当時演奏していた曲をいくつか松居監督にお送りして、その中から監督が選びました。あとから聞いて知ったんですが、原作者の高木さんは漫画でそのシーンを描いている時に、GO!GO!7188の「神様のヒマ潰し」