倉科カナ「可愛さに翻弄されていました」 “猫キャスト”も出演する『三日月とネコ』撮影裏話
倉科カナさん演じる三角鹿乃子(みすみ・かのこ)は、戸馳灯(とばせ・あかり/安達祐実)、波多浦仁(はたうら・じん/渡邊圭祐)と“猫好き”から縁を結ぶ。友達とも家族とも違う関係性のこの3人が、猫と共に一つ屋根の下で暮らすという物語。偶然にも物語の舞台となった熊本出身で、私生活でも猫を飼っている倉科さんは、同名の原作漫画を読んだ時に「すごく親近感を覚えた」そう。
鹿乃子のセリフによって自分の迷いを受容できた気がしました。
「映画は熊本地震から始まるのですが、私は実際に地震が起こった2016年当時、それを経験したわけではありません。でもその時の状況や熊本の方々の心情はわかっていたつもりです。猫も飼っているので、地震が起きた時の動物の動きや、飼い猫にどう接したらいいかなどの気持ちの準備もできていて。その経験がお芝居に生きたと思っています」
ほのぼのと描かれた3人と猫との日常生活が見どころでもある今作。
撮影現場の雰囲気についてこう話す。
「幼い頃から活躍している安達さんは役者の大先輩。現場では流れるように心地いい空気感を作っていただきました。人見知りの渡邊くんは、そのまま演じているだけでもう仁で。