芸術レベルのグッズも登場! パリ・東京・大阪の名コレクションが集まる「TRIO展」
挑発的で美しい…!女性像のトリオ
トリオ、テーマ〈モデルたちのパワー〉左:アンリ・マティス《椅子にもたれるオダリスク》1928年パリ市立近代美術館、中央:萬鉄五郎《裸体美人》1912年 重要文化財東京国立近代美術館※展示期間:5月21日(火)~7月22日(月)・8月9日(金)~8月25日(日)、右:アメデオ・モディリアーニ《髪をほどいた横たわる裸婦》1917年大阪中之島美術館
では、いくつか気になるトリオをご紹介。
まずは、本展のメインビジュアルにもなっている女性像のトリオです。テーマは「モデルたちのパワー」。
モデルになっている女性たちは、大胆なポーズで横たわっています。視線も挑発的で、特にモディリアーニの裸婦は目が合うとドキドキするような作品です。伝統的な西洋絵画で題材にされてきた女性像は、美しく官能的に描かれ、男性に見られる対象となっていたのですが、20世紀前半に生み出されたこの3作品は、女性たちの力強さや自由な雰囲気も感じられます。
神秘的な空気が漂う…頭部のトリオ
トリオ、テーマ〈まどろむ頭部〉左:ジョルジョ・デ・キリコ《慰めのアンティゴネ》1973年パリ市立近代美術館、中央:コンスタンティン・ブランクーシ《眠れるミューズ》1910-11年頃 大阪中之島美術館、右:イケムラレイコ《樹の愛》2007年東京国立近代美術館※展示期間前期:5月21日(火)