KEN THE 390と#KTちゃんが“ラップ”と“自己肯定感”を分析 「まずは日記をBGMに乗せて読んでみて」
“ラップ”とは、ヒップ・ホップ音楽などの一定のビートに乗せて言葉を生み出し、繋いでいく歌唱法のこと。Z世代を中心にブームが再来しているといい、ラッパー同士が相手をディスったりするラップバトルも人気だ。ラップこそが自己肯定感を高める手段になる、と言うのはKEN THE 390さんと#KTちゃんさん。そんなラッパー界を代表するふたりのトークに注目!
左から#KTちゃんさん、KEN THE 390さん。
会社員として働きながらラッパーとしても活動をしていたという経歴を持つKEN THE 390さんと、高校時代のラップバトルで“KT劇場”と呼ばれるスタイルを築き上げた#KTちゃんさん。世代は違えど、独自性を貫くラッパーのふたりに、“ラップ”と“自己肯定感”について聞いてみた。
――“ラップ”と“自己肯定感”の関係性をどのように見ていますか。
KEN THE 390(以下KEN):僕がラップを好きになったきっかけはヒップ・ホップ・グループのRun‐D.M.C.で、ある曲のサビが自分たちのグループ名を繰り返すだけのリリック(歌詞)でした。
当時バンドをやっていた僕は、それを聴いてものすごい衝撃を受けたんです。