岡田将生「優しさだけで夫婦はやっていけないと知った」理想の夫婦像に変化
―「二也があんなに涙もろいキャラクターになったのは、岡田さんが本番で自然と泣いてしまったから」と監督がコメントされていますが、そのあたりも計算されていたのですか?
岡田さん共感性を求めたいというのも少しあったので、二也の生理的な現象に関しては欠かせないと考えていました。
どれだけ二也がしている行為が悪だったとしても、お芝居をしていて僕自身が傷つくこともあったくらいで。現場では監督にも「泣くなと言われても泣いちゃうかもしれない。ごめんなさい」という話はしていました。
―お気に入りのシーンなどがあれば、教えてください。
岡田さん僕がけっこう好きだったのは、ケンカをしているシーン。お互い生身になって、相手を傷つけるとかつけないとかを考える間もなく言葉が出てしまう感じがいいなと。撮影していてもすごく楽しかったですね。
2人の言い分がわかるからこそ、夫婦で観てもらえたら「自分たちはどうなんだろう?」と客観的に考えられる気がするので、みなさんがどういうふうにとらえるのかなとワクワクしています。
高畑さんと事前に話すことで腑に落ちる感覚があった
―高畑充希さんとは初共演でありながら、結婚7年目の雰囲気がよく出ているように感じました。