岡田将生「優しさだけで夫婦はやっていけないと知った」理想の夫婦像に変化
事前に共通の知人を介して会われたこともあったそうですが、いつもそのようにされるのか、この作品に関してはそれが必要だと思われたのですか?
岡田さんこの役を演じるうえで必要だと思いました。一子と二也の空気感を現場ですぐに出すためには、事前に会って話をする機会を持ちたいなと思ったんです。
長く仕事をしているので、知っている方は多いほうですが、高畑さんは一度もお会いしたことがありませんでした。撮影の前に作品の話を中心にいろいろと話せたことが、プラスに働いたように感じています。
―事前に会われたときは、どのような感じでしたか?
岡田さん監督の今泉(力哉)さんと3人でご飯に行ったんですけど、おそらく3時間くらいは今泉さんが一人でずっと話してくださっていて(笑)。だから、高畑さんとは全然話せなかったんですよ!なので、会が終ったあとに、「申し訳ないですが、高畑さんと話せなかったのでもう一度お時間作ってもらえますか?」とお願いしたほどです。
高畑さんも同じことを考えていたようなので、それは僕たちにとっての笑い話になりましたが、その感じも一子と二也っぽさに繋がったのではないかなと。自分のなかでは、すごく腑に落ちる感覚でした。