不動産会社の経営者が教える! 生活動線から考える「選んではいけないNG間取り」
物件探しの際、知っておくと助かるトピックをご紹介します。『持ち家女子はじめます』(飛鳥新社)の著者であり、5000人超の女性たちの「幸せになれる家選び」をサポートしてきた「ことり不動産」代表の石岡茜さんに、選んではいけない物件の特徴を教えてもらいました。今回ご紹介するのは、SNSでも人気が高い「回遊動線のある間取り」について。ぜひ物件探しの際の参考にしてください!
間取り検討時には生活動線をチェック!
――回遊動線とは、どのようなものですか?
石岡家の中に行き止まりがなく、魚が回遊するようなイメージでスムーズに移動できる動線のこと。玄関からリビング、リビングからキッチン、キッチンから脱衣所、脱衣所から廊下など、自由に行き来できる間取りのことです。
また、ひとつの部屋に2、3か所の出入り口が設置されている場合なども回遊動線と呼びます。
一方で、リビングの入り口が1か所しかない場合、行き止まりになっているキッチンがある場合などは回遊動線がある間取りとはいえません。
――回遊動線のある間取りのメリットを教えてください。
石岡移動距離をショートカットすることができます。廊下などの通路を通らず、家の中を近道で移動することができて便利です。