22歳のシンガーソングライター、汐れいら「満足度99%を目指します」
――では実際にプロを目指したのはいつ頃ですか?
音楽の道でやっていこうと思ったのは、デビューする少し前ぐらいです。歌うことと同じく、何かを創造することも好きだったので、小説を書くのも本を読むのも好きで。将来は本に関わることがしたくて、大学に行きながら趣味で音楽ができたらいいなと、ぼんやり思い描いていました。でも、いざ大学生になって、授業を受けて宿題もしてアルバイトもして…となると、音楽をする時間がほとんどなくて。
そんな状況でしたが、まわりにも音楽をがんばっている友達はいました。仲の良い友達とふたりでいたときに、その友達の家族から「未来の小説家とシンガーだな」と言われたことがあって。どうやら私に対しては「小説家」、友達に対しては「シンガー」と励ましてくれたんだと思うんですが、ちょっとモヤッとしたんですよね(苦笑)。
隣にいる友達が「未来のシンガー」と言われたことが、うらやましいんだなと気づいたんです。
そこで、私はやはりシンガーになりたいのかもしれないと。そんなときにいまの事務所のかたに声をかけてもらって、デビューすることにつながりました。
――2023年8月にはデジタルシングル「Darling you」