前職のハラスメント上司が取引先にいる…! 30代女性の「窮地を救った人物」とは
でも、結果として私の話を面倒がらずに受け止めてくれて、今の上司は取引先にも私の事情を説明してくれたそうです」
内容を知った取引先は、絢子さんは悪くないことを理解し、当初の予定通りにプロジェクトは進められることに。問題のあった過去の上司は、取引先の判断でプロジェクトメンバーから外されたそうです。
「まさか新天地に来てまで、過去のハラスメント上司と再会するなんて思ってもいませんでしたが、いい職場に転職したおかげで嫌な思いをせずに済んで、本当によかったです。あのときハラスメントのことを真面目に受け入れてくれた今の上司には、本当に感謝しています」
職場の風土によって、ハラスメントの扱いが異なる現実もあるでしょう。ましてや過去のハラスメントや現在の職場と関係のない話ほど、真剣に取り合ってもらいにくい実態もあるかもしれません。絢子さんのように勇気を出して真実を打ち明けることで周囲の理解が得られれば、適切な対処をしてもらえる可能性も高まるのではないでしょうか。
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文・並木まき
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