山﨑賢人「最初から最後までクライマックス」 吉沢亮と語る、映画『キングダム』最新作
それでさらに心の距離が縮まったと思うんですよね。だから信はきっと嬴政のことを信頼していると思うし、仲間としての絆も強いんじゃないかなと思います。
吉沢:嬴政は中華を統一するという目標のためにずっと静かな炎を燃やし続けているんです。目の前で起きていることの一歩先を見据えているところがあって、そういう部分に王としてのカリスマ性を感じます。若くして王騎将軍やいろんな人を納得させるだけの説得力みたいなものは、きっとそういうところから出ているんじゃないかなと思います。一方で、信には、シリーズ1作目から大変お世話になっております(笑)。国の兵士たちの中でも特別な想いを抱いているだろうし、信頼を置いている仲間でもあると思います。
山﨑:今作はなんといっても王騎将軍がついに戦場に登場するところが見どころですよね。
これまでシリーズを通して戦場に出ることのなかった王騎将軍が自ら戦いに赴くということで、最初から最後までクライマックス。まさに映画『キングダム』の集大成のような作品になりました。
吉沢:王騎将軍と龐煖(ほうけん)の戦いは、それこそ信がずっと夢見てきた世界だと思うんです。それが目の前で繰り広げられるという贅沢さ!二人の重量級の殴り合いみたいな戦いは今までのアクションとは全然違う魅力があって、これぞ『キングダム』!という感じ。