人気クリエイターたちが集結! “ここではないどこかへ”を再解釈した「行方不明展」
貼り紙や遺留品、都市伝説など行方不明にまつわる物品や情報を収集。それらを「身元不明」「所在不明」「出所不明」「真偽不明」に分類して展示し、「行方不明」の痕跡をたどる「行方不明展」。手がけるのは、近年、一大ムーブメントとなっている、フィクションを実際にあった出来事のように見せるモキュメンタリー作品で活躍する人気クリエイターたち。今回は、プロデュースを担当するホラー作家の梨さんと、テレビ東京プロデューサーの大森時生さん、そして、映像作品を制作した寺内康太郎監督の3人に、企画の起こりから実現までの過程や、作り手としての面白さなどを直撃しました!
「行方不明展」
写真右から、梨さん、大森時生さん、寺内康太郎監督
梨:始まりは、昨年、私が実施した、会場に大量の怪文書を貼った、考察型展覧会の世界観を引き継いだ企画をやろう、というところからでした。
大森:その怪文書展に行った時に、美術館のように鑑賞しながら徐々に不気味さに呑まれていく雰囲気は、映像や文章とも違う面白さがあるなと思ったんです。だから、今回お誘いいただいて嬉しかったです。
梨:大森さんや、一緒にプロデュースをしている「株式会社闇」