『ベビわる』監督「女性もノイズなく楽しめる」 主役の“ちさまひ”と魅力を語る
映画2作目の公開初日、舞台挨拶の時に3人で見た上映後の拍手の嵐は忘れられません。
――髙石さん演じるちさとは社交的で、ややおおざっぱ。一方、伊澤さん演じるまひろは、社会に馴染めない性格ながら、抜群の身体能力を持つ人物です。そんな二人のバディの魅力とは何だと思いますか?
髙石:お互いにないものを持っていて補い合っているというか。たとえば、まひろは社会不適合者と言われていて…、なんだっけ…。(考えてから)パスします。
伊澤:(笑)。まひろにはないものを、ちさとは持っていて。
だからこそ1作目の時は卑屈になったりもするけれど、“それでもいい”と受け止めてくれる。そして、2作目では当たり前のように二人がセットでいる。しかも、バディ対バディの戦いが描かれることもあり、余計に二人が一つになるんです。そして、3作目『ナイスデイズ』では、“自分はひとりじゃない”ということがわかるというか。まひろがちさとにだけ見せる表情があるんですけど。それは、髙石あかりという、私が何をしても許してくれる存在にだからこそ見せられるもので。……。(考えて)一回、どうぞ。
髙石:(笑)。ちさととまひろの前に髙石あかりと伊澤彩織がいて。