くらし情報『不動産会社の経営者が教える! 早めにやっておきたい「実家売却時の備え」』

不動産会社の経営者が教える! 早めにやっておきたい「実家売却時の備え」

「空き家になっている実家を手放したい」「実家じまい、何から手をつければ…」。そんな悩みがあるかたも多いのではないでしょうか?『持ち家女子はじめます』(飛鳥新社)の著者であり、5000人超の女性たちの「幸せになれる家選び」をサポートしてきた「ことり不動産」代表の石岡茜さんに、実家の土地(不動産)を売却する際の注意点について教えてもらいました。ぜひ参考にしてください!

目次

・POINT1親が元気なうちに話し合っておく
・POINT2すぐに人が住める状態にしておく
・POINT3不動産会社や隣人の言い値で売らない
・Information
不動産会社の経営者が教える! 早めにやっておきたい「実家売却時の備え」


POINT1親が元気なうちに話し合っておく

現金とは違い、不動産は物理的に分割できない資産のため、兄弟姉妹間で遺産相続トラブルが起こりやすいものと言えます。

とくに、複数人の共有名義で相続した土地は、売却して現金化したい人と、そのまま保有しておきたい人とに意見が割れた場合、放置されて空き家になってしまう可能性も。

そうならないためにも、親が元気なうちに「誰がどの資産を引き継ぐのか」「将来的に、実家をどうするのか」など、兄弟姉妹を交えて話し合っておくことが必要です。

その話し合いを経て、親に遺言書を作成しておいてもらうことこそ、大きなトラブルを回避する最善策と言えるでしょう。

ちなみに土地を分割する方法として、土地をそのまま分ける「現物分割」

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