不動産会社の経営者が教える! 早めにやっておきたい「実家売却時の備え」
耐震工事やリフォームが施されていない物件は、すぐに住むことができないため、敬遠されがちです。
とはいえ手をかけた額より売値が下回っては元も子もないので、費用対効果を見据えて計画を立ててください。
なお長い期間、空き家だった物件は工事費もかさむため、相続後なるべく早めにリフォーム等に着手し、売りに出すことをおすすめします。
POINT3不動産会社や隣人の言い値で売らない
実家を売却する際、不動産会社に依頼して家の価値を査定してもらうことから始めるかたがほとんどだと思います。
その際、一社だけでなく、複数の不動産会社に査定を依頼しましょう。
なかには、「この土地は100万円くらいにしかなりません」などと、低く査定する業者もいるものです。
田舎の土地に高値がつくことはほとんどありませんが、それでもあまりに安すぎる額で販売することを提案してくる不動産会社は信頼できません。
言い値で売らないようにしてください。
またこれは「実家売却あるある」なのですが、なかなか買い手が見つからない物件であっても、隣人が買ってくれる場合があります。
売却を決めたら、まず隣人に打診してみるのも一手かもしれません。