丈夫なため、カーペットや靴下などに使われ、やがて作業服、さらにファッションにも取り入れられるようになりました。
デニムとジーンズの違いは、ざっくり次のようになります。
・デニムは生地のことを指す。デニムパンツやデニムスカート、デニムバッグなど。
・ジーンズは生地だけでなく、丈夫な生地でつくったズボンのことも指す。
ちなみに、「ジーンズ」と「パンツ」を合わせて略した「ジーパン」は和製英語。外国では通じないと思いますのでご注意ください。
日本でジーパンが流行したのは…
ジーンズといえばアメリカのイメージがありますよね。
ブルー・ジーンズがアメリカで広まったのは19世紀後半。ユダヤ系ドイツ移民のリーバイ・ストラウスが労働者のために丈夫な服が必要だと気づき、ブルー・ジーンズの製造をはじめました。やがて、労働者だけでなくロックスターやアメリカの大統領までジーンズをはくようになり、ファッションに欠かせないアイテムのひとつとなりました。日本のファッションでジーンズが流行しはじめたのは、1960年代。年代や性別の枠を超えて大ヒットし、カジュアルファッションとして定着しました。
デニムは略語でした!
デニムは、フランス語serge de Nimesの略でした。