吉沢亮の「たたずまいはまるで職人。誠実さがある」呉美保監督が明かす。
とお伝えしました。
呉監督そう言っていただけて、ありがたかったですし、身が引き締まる思いもしました。
五十嵐大さん
五十嵐さんセリフを手話に翻訳する現場に同席したり、舞台となっている地元(宮城県塩竈市)を一緒にシナハンしたりして、制作の過程を見ることができました。ただ、自分の書いた本がどのような映像になるのかは最後まで想像ができなくて、良い意味でドキドキしていたんです。でも、出来上がった映画は想像以上の仕上がりで、やっぱりお任せして間違いなかったと思いました。
呉監督今回、企画の段階から、ろう者の役は、ろう者の俳優さんに演じていただくことは決めていました。オーディションではたくさんのろう者の俳優さんにお会いしました。
ーー吉沢亮さんを起用された理由は?
呉監督吉沢亮さんは、もともと好きな俳優さんでした。
多くを語らず感情をおさえた演技がとても魅力的なんです。主人公の大を、吉沢さんなら自然体で演じてくださるだろうと、お願いさせていただきました。
演技力が絶賛されている吉沢亮さん
五十嵐さんコーダの仲間が、吉沢さんの演技を見て、「本物のコーダみたいだね」「手話が上手くてびっくりした」