くらし情報『小島秀夫「“オキシトシン”よりも大切なものをいただきました」 マッサージ店での出会い』

小島秀夫「“オキシトシン”よりも大切なものをいただきました」 マッサージ店での出会い

小島秀夫の右脳が大好きなこと=を日常から切り取り、それを左脳で深掘りする、未来への考察&応援エッセイ「ゲームクリエイター小島秀夫のan‐an‐an、とっても大好き」。第18回目のテーマは「オキシトシンな出逢い」です。

群生動物である“ヒト”にとって、インターネットがどれだけ普及しようとも、個と個が触れ合うことで生まれる“オキシトシン”は大切な存在だ。“オキシトシン”とは、握手、ハグ、キス、触れ合いなど、人の肌が接触することで分泌される“幸せホルモン”のひとつ。これらは“メタバース”では決して得られない“治癒効果”を与えてくれる。ゲーム『DEATH STRANDING』では、配達人サムが、この“オキシトシン”を孤立した人々に届けるエピソードがある。寓話のような“オキシトシン”の重要さは、その後に起こったコロナ禍で、広く世間に知られることとなる。

30代を超える頃、マッサージを受けるのが癖になった。
見ず知らずの人に、個室で身体を触られるのに抵抗がないわけではない。ただ過酷なゲーム制作でのストレスを解消するひとつの拠り所にもなっていた。マッサージは日常に組み込まれていたのだが、あのコロナが世界を一変させた。

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