マリー・アントワネット展に行ってきた!壮絶すぎる生涯と、知られざる素顔に迫る
写真の左が、夫でありフランス国王となった19歳のルイ16世です。右のアントワネットもこのときまだ18歳。ルイ16世の王としての初めての言葉は「神よ守り給え、このように若くして国を治める私たちを!」だったと言われています。
パリの華やかなファッションに魅了されたアントワネットは、たちまちドレスや装飾品の虜となります。
フランス貴族のファッションリーダーとして、ダチョウの羽をつかったアクセサリーや派手なデザインのドレス、高く結い上げた髪型など、次々とあたらしいファッションで注目を集めました。そんな王妃の散財ぶりに、国民からの不満は、じわじわと高まっていくのでした。
●豪華な家具や装飾品へのこだわりが、国家財政をさらなる危機に
ヴェルサイユをはじめとする宮殿の装飾に執着したアントワネット。莫大なお金をつぎこみ、当時の流行にあった家具調度品を揃えていきました。当時フランスがアメリカ独立戦争に介入したことで国家財政が厳しくなっていたにもかかわらず、王妃の散財は加速するばかりだったといいます。
寝台の上掛けには、国王ルイとマリー・アントワネットの頭文字であるLLMAが入っています。