くらし情報『世界的プロダクトデザイナーの思考に迫る―AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展』

2017年7月5日 05:00

世界的プロダクトデザイナーの思考に迫る―AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展


行為に相即するデザイン

「知っているのに気づかずにいること」、すなわち行為に溶けこんだデザインを探し、心がけてきた深澤。そのデザイン哲学を「行為に相即するデザイン」、「意識の中心」、「ふつう」、「輪郭」、「典型」などといった言葉で表わすとともに、デザインを具体化しつづけています。●NOTO
LAMY、2008年、NAOTO FUKASAWA DESIGN 蔵

世界的プロダクトデザイナーの思考に迫る―AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展

《NOTO》LAMY、2008年、NAOTO FUKASAWA DESIGN 蔵


角が丸い三角の軸は、持ちやすく自然と手になじみます。そして、手帳などに挿しやすい、軸に切り込みを入れたようなクリップ。三角おにぎりのようなやさしい三角形が頭にあり、それを実現しようとしたのだとか。

●アウトライン

アウトラインとは「もの」の輪郭。「もの」はそれを囲んでいる空気のなかに存在しているので、空気のなかで穴を形づくるものがアウトラインである、とも考えられます。穴の周囲にある空気は、人の経験や習慣、技術や歴史といった多くの要素で構成されているわけですね。

人々が共有するアウトラインを見つけだし、ぴったりとはまる輪郭を持つものをデザインすること。

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