「よく噛むこと」はメリットがいっぱい!手軽に実践できる5つのコツ
早食いと肥満の関係は、「油っこいものを好んで食べること」や「満腹まで食べること」などよりも強い関係性があることもわかっています。(※2)早食い習慣を改善することは、将来の肥満や生活習慣病予防に役立つと考えられており、早食いを防ぐために「よく噛む」習慣作りが大切です。
食べ過ぎ防止に役立つ
「よく噛む」ことで、食欲を抑制する「GLP-1」などの消化管ホルモンの分泌も促されると言われています。また、脳の働きも活発になり、満腹中枢や交感神経が刺激され、食欲を抑えるレプチンというホルモンの分泌も刺激されると考えられています。
よく噛んで食べることで、満腹感を得られやすくなり食べ過ぎを防ぐ効果が期待できます。
糖尿病リスクの低下
噛む力が強い男性は、糖尿病リスクが半分ほどに低下したという研究報告があります。(※3)京都大学の研究チームが約6800人分のデータを解析したところ、噛む能力が最も高いグループでは、最も低いグループに比べて2型糖尿病リスクがほぼ半減することがわかりました。
また、糖尿病の予防には、食後の急激な血糖値の上昇を抑え、インスリンの分泌を節約することが大切です。
早食いにより食後の血糖値が上がりやすいとされているため、よく噛んでゆっくりと食べることが糖尿病予防に大切と言えます。