腰に巻いて、新しいスカートを買ってきなさい」と言ってくれたのです。
その様子を見ていた友だちも私を励ましてくれました。私は教授の貸してくれた黒いカーディガンを腰に巻き、友だちに周りをガードしてもらいながら、無事に下着と洋服を買うことができました。このときはシミの目立たない黒のワンピースにしました。
教授にカーディガンを返しに行き、下着と洋服を買えたことを話すと「よかった。私も昔、経血モレを経験したことがあるから、助けてあげたかったの。びっくりしたよね」と微笑んでくれました。
教授と友だちの機転で、私はその後も無事、講義を受けることができました。
この経験から、「夏の白くて生地の薄いワンピースはとてもかわいいけれど、急に生理がきてしまうこともあるから気をつけよう」と思うようになりました。
また、白い洋服を着るときは体調に注意し、黒い羽織り物を持って出かけることにしています。そして、誰かが困っているときは、私も教授や友だちと同じようにその人を手助けできるようになりたいと思った経験でもありました。
著者/支倉律花
作画/ちゃこ
監修/助産師REIKO
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