くらし情報『「無事でよかった」東日本大震災での感動実話!在宅避難している私と娘のもとに現れたのは…』

2022年10月4日 17:00

「無事でよかった」東日本大震災での感動実話!在宅避難している私と娘のもとに現れたのは…

しかし、ライフラインはすべて停止しスマホは電波がなくて繋がらず、ラジオも持っていません。外部からの情報や連絡が遮断され、世界は私と娘の2人きりになったようでした。

外の様子はというと、スーパーも商店もガソリンスタンドも閉店しており、街にはひと気がありません。ついには、自宅の近くに1本しかない生活道路に亀裂が見つかって車両通行止めに。車や徒歩での外出も難しくなりました。

自宅の損壊は無事免れたため自宅で避難していましたが、東北の3月はまだまだ寒く雪が降る日もあるほど。石油反射式ストーブで暖をとりつつ、停電で使えなくなった冷蔵庫の食材を取り出しては煮炊きして食べ、飲み水は近くの川から水を汲んで煮沸して使用。寒さの中で娘と2人で体を寄せ合い暖をとって、夜はろうそくの灯りで過ごしました。


突然の彼の訪問

当時、小学生の一人娘を持つシングルマザーだった私には交際中の彼氏がいましたが、娘が彼にあまり馴染めていないこともあり、別れたほうがいいのかな……?と悩んでいました。

そんなときに起きた大震災。「必要なものを届けてもらえないか」と交際中の彼へ連絡をしても、電波がなくて繋がらず諦めていました。

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