「あっ!」女性にあるものが…そのとき、私がとった行動とは?
という使命感と、「声をかけて怒鳴られたらどうしよう」という恐怖心とで、私の心は揺れていました。
しかしそのとき、ふと自分の過去の記憶がよみがえってきたのです。実は、私もかつて経血漏れの失敗をしたことがあり、見知らぬ女性に教えてもらって助けられた経験がありました。
勇気を出して伝えた結果は…
自らの体験から「誰にも教えてもらえずに汚れがたくさんの人の目に触れてしまう前に、早めに知って対処したほうが絶対にいい」と思った私。
彼女が赤信号で止まるタイミングを狙ってそっと近づき「スカートに血がついていますよ」と小声で話しかけました。すると女性は「えっ? わー! ほんとだ! 教えてくれてありがとうございます!」と言ってくれたのです。
私はこのとき、自分の行動は間違っていなかったのだと実感でき、心底ほっとしたことを覚えています。
見知らぬ人になかなか話しかけられず、一時は「もうこのまま気づかないふりをしようか……」とも考えましたが、勇気を出して声をかけてよかったです。
自分もこれまで多くの人に助けてもらってきた経験があり、だからこそ困っている人がいたら積極的に助けたいと思えた出来事でした。