2023年5月3日 10:00
<筋腫が巨大化>「だって良性でしょ?」夫の無理解にモヤモヤは溜まっていくばかりで
加えて、周囲の人々はそれぞれ思いおもいの解釈で気づかいの言葉をかけてくれるのですが……当事者であるしまむらさんには思うところもあり、次第にそれらを受け流すのがしんどくなってしまいます。さらに治療費も思った以上に高額で、じわじわと生活に負担がかかっていきます。
そんな中、最もモヤモヤしたものが「夫の無理解の壁」だったそう。もともと、しまむらさんの夫は論理的な考えの持ち主で、子宮筋腫についての相談を持ちかけたところ、「良性だから命に関わるものではないでしょ」と一蹴されてしまったのです。しまむらさんいわく、この時期は気持ちが守りの姿勢に入っていて精神的に敏感になっていたからこそ、夫に対して余計にモヤモヤしてしまったのだとか。
このとき、しまむらさんは正論が欲しかったわけではなく、ただ気持ちを理解して寄り添ってほしかっただけなのでは?と感じました。病気にかかったまま生活する人や闘病中の人の気持ちは、同じ病気になった人や同じ状況の人にしかわからないところもあるとは思います。しかし、芯のところで本当の理解はできなくても、夫婦間で「つらいことや大変なことは2人で分け合おう」