「子どもを道具だと思っている…?」お金目的で事実をねじ曲げる毒親をもつ放置子<私はいらない子>
サオリちゃんの母親は、「性的暴行を受けた」「わいせつな行為があった」などと、罪をでっちあげてお金目的でおじさんを訴えます。そのおじさんはお金を払い、警備の仕事もクビになってどこかへ行ってしまったそう。
ホノカさんはつい最近まで、サオリちゃんが家に来ていたことをママ友に話しました。すると、そのママ友は「今サオリちゃんの弟のひとりが家に来てるよ」と浮かない顔で打ち明けたのでした。
自分を心配し、かわいがってくれた警備のおじさんを守ろうと抵抗したサオリちゃんの気持ちを想像すると、いたたまれなくなってしまいます。それなのに、平気で嘘をつき恩を仇で返すサオリちゃんの母親の言動は理解できません。子どもにとって家族は世界のすべてと言われているように、子どもが安心して甘えられる居場所をつくるのも親の使命ということを忘れたくないですね。
著者:マンガ家・イラストレーター しろみ
「怖くて誰も何もできなかった」嘘で塗り固められた放置子たちの家庭事情が明るみに<私はいらない子>