2023年11月24日 08:00
「ギャー!」ついにキタ!?深夜の病院で私が闘っていたのは<子宮全摘記録>
2017年8月ごろからめまいに悩まされるようになったカンノさん。2022年の冬ごろには貧血に悩まされ、大学病院でMRI検査を受けたところ、多発性粘膜下筋腫(複数の腫瘍があり特に出血しやすいタイプの子宮筋腫)と診断されてしまいます。そして、2023年4月に子宮全摘手術を受けることが決まって……。本作は5年弱の長きに渡る、著者・舘乃夕華(かんのゆうか)さんの闘病記録を描いた作品です。
※子宮筋腫とは…良性の腫瘍であり、発生場所は子宮の内側(粘膜下筋腫)、子宮の筋肉の中(筋層内筋腫)、子宮の外側(漿膜下筋腫)とさまざまです。1つだけでなく複数できることも。主な症状は過多月経、生理痛、腰痛、頻尿、貧血など。超音波検査やMRIで診断可能で、治療法には薬物療法や手術療法があります。
この闘い、いつまで続くんだ…
手術日が2023年4月3日に決まり、手術前日の4月2日から入院することになったカンノさん。明日の手術までにおなかの中をきれいにしておくため、看護師さんに渡された下剤を飲んだところ……。
最初に看護師さんから4人部屋の入り口側のベッドに案内されたときには「カーテンで仕切られていて日差しが入らないから、時間がわからなくなりそうだなあ」