高級寿司店で「貧乏人がよ」と暴言を吐いてきたカップル⇒後日、私と母の正体を明かすと…!?
母のひと言で立場が逆転して!?
そこに母が現れました。すると、母の姿を見つけた性悪女はすかさず
「社長~! この女性が関係ないのにパーティーに紛れ込んじゃったみたいですう!」
「大企業のうちの社内にこの人と知り合いの人なんていないでしょうし(笑)」
と、私を見下すような言葉を放ったのです。
何も知らない母は首を傾げながら、性悪女に「関係ないって……この子は私の娘だけど?」と答えます。
その瞬間、性悪女の額からは汗がだらだらと流れだしました。
どうやら、次期社長である悪口男と婚約後、ゆくゆくは社長秘書として働くことになっていた性悪女は、秘書の勉強という名目で、社長(悪口男の父)から直々に依頼され、母の会社に預けられていたみたいです。
母に「知り合いかい?」と聞かれて、2人に会った日のことを話しました。
社長であるお父さんがいる手前、悪口男は慌てて「い、いや、その、人違いだった! 俺たちは今日が初対面だ!」と弁解しますが……。この日のパーティーにはあの寿司店の大将がお寿司を握りに来てくれていて、すぐに「うちの店で暴言を吐いていたところ、全部私が見ておりました」