チームラボキッズの代表、松本さんに聞く
AI時代に向けて子どもに学んで欲しいこと
とよく言われています。
そうした時代に生きる子供たちに、ボーダレスで体験したことで何かヒントが得られればいいなと思います。
何を美しいと思うかはバラバラでいい。
ボーダレスを体験して「正解は1つじゃなくていいんだな」と肯定されているように感じました。あらかじめ決められた正解が1つしかなかったり、勝ち負けの価値観しかない社会は少し息苦しいのかな、と思うので。
松本:社会に出たら正解は一つじゃない。例えばひとくちに「書店」といっても、インターネットで本を売るのも正解だし、かっこいいカフェ付きのこだわりの本屋だって正解。チームワークでなにかをするといっても「何を美しいと思うか」はバラバラでいい。
だってそれが他者を肯定的に捉えることに繋がっていきますから。
松本さん個人のお話として、実際にパパになったことで仕事に生かされていると感じることはありますか?
松本:めちゃめちゃ影響ありますよ。そもそもチームラボが「お絵かき水族館」のような教育事業をはじめたのは、メンバーに子を持つ親が増えたことも大きいですね。自分の子供の教育環境を見たりするなかで、身体性や創造性がある体験をさせたいと思う事が増えていった。