チームラボキッズの代表、松本さんに聞く
AI時代に向けて子どもに学んで欲しいこと
また、かたやぼくらは世界中で展覧会を行っていて、海外で子供たちが美術館で走り回る姿を目撃して衝撃を受けたりした。そうした複合的な要素があわさって今に至っています。
3人のお子さんたちへの教育として何か体験させていることはありますか?
松本:まずは「子どもに何を体験させるか」ではなく「自分が子どもとどう向き合うか」が絶対先にくるべきですよね。意識として、子ども扱いせずに基本的には1人の人間として接するようにしています。だから、僕は子どもに対して仕事の話や自分の話もたくさんします。子どもが内容を100%理解していなくても根気よく話します。それも単に仕事の業務内容ではなく、「お父さんは何を考えて仕事をしているのか」「お父さんはこう思っている」と、自分の仕事を通じて自分の思想を伝えていく。
仕事場に連れて行くことも多いです。
僕が働く現場を見せることで、、どういった姿勢で問題に向き合っているのか、伝わることもあるはずですから。
とはいっても僕は特殊な例で、親が働く現場を見せることが難しい場合がほとんどですよね。だからこそ、“自分が1番好きなことをやりつづけること、そしてその姿を子どもに見せること” が1番の教育なんじゃないかなと思っています。