親と子、両者にとっていい教育法となっている。これは、大人をも守る法律なのかもしれない。
いじめのない国「ナンバーワン」
(Photo by Thomas Hawk)
スウェーデンでもこの法律ができる前までは、体罰に肯定的な態度をとっていた。
「叩かずにどのようにして教育ができるのか」と多くの人が疑問を抱いていたという。
しかし、政府が体罰の恐ろしさを知らせるため、体罰が子どもに及ぼす影響を事細かに書いた冊子を各家庭に配ったり、広報キャンペーンを行ったりして理解を得た。
今では牛乳パックにも「叩かなくても子育てはできる」と印刷をされている。
また、このような家庭内での雰囲気があるため、学校での体罰に対してはそれ以上に敏感だ。
体罰はほぼありえない。
しかし、きちんと教育は行き届いており、スウェーデンの子どもの幸福率は非常に高く、スウェーデンのいじめの件数は先進国の中で一番低い。
教育で「違法」を犯してばかりの日本
(Photo by Armando Torrealba)