(Photo by Gabriel Cabral)
まだ記憶に新しい、多くの人々に感動を与えたリオオリンピック。
しかし、そこで直面したことは「感動」だけではなく「疑問」だ。
私たちは「活躍」という意味をはき違えてはいないだろうか。
「スポーツ後進国」で輝く、「日本人」
(Photo by Yahoo!JAPAN)
彼がゴールした瞬間を見て、感動した人も多いだろう。
日本人でありながら、カンボジア国籍を取得し、カンボジア代表としてオリンピックに出場した猫ひろし。
彼は書類上は日本人ではないが、それにも関わらず多くの日本人が応援したのではないだろうか。
カンボジアは未だかつてオリンピックでメダルをとったことのないスポーツ後進国。
だが、そんな国を盛り上げているという意味で彼に称賛の声を送る人は多い。
彼がカンボジア国籍を取得したのは前回のロンドンオリンピックが開催される直前の2011年。
しかしその時は出場資格を満たしていないという理由で、オリンピックの舞台に立つという夢は断たれた。