くらし情報『読書は、家もお金もない過酷な生活を少しだけ生きやすくしてくれる。ポートランドの「チャリンコ図書館」が届ける心の支え』

読書は、家もお金もない過酷な生活を少しだけ生きやすくしてくれる。ポートランドの「チャリンコ図書館」が届ける心の支え

目次

・ホームレスには、敷居の高い図書館
・自転車で図書を運ぶ「ストリート・ブックス」
・みんな、本を読みたい
・ホームレスから理事会メンバーに
・本が、過酷な毎日を少しだけ生きやすくしてくれる
(Photo by Jodi Darby)

(Photo by Jodi Darby)

図書館は、無料で本を借りられる読書好きにとってはありがたい施設。ただ「図書カード」を作るには、住所の証明が必要だ。つまり、住所がないホームレスは図書館で本が借りられないのだ。「でも、ホームレスは、そんな読書になんか興味ないでしょ?」いやいや、そんなことはない。ホームレスの元まで自転車で本を運ぶ、ポートランドの移動式図書館「ストリートブックス」を待つ人たちを見て欲しい。

ホームレスには、敷居の高い図書館

ポートランドは、本好きが多い街。アメリカン・ライブラリー・アソシエーションサイトによると、ポートランドのマルトノマ群立図書館の貸し出し数は、ニューヨーク公共図書館に次いで全国2位。住民数を考えれば、全国で最も図書館好きが多い地区と言っても、過言ではないのかもしれない。
そんなポートランドには、「アウトサイダーのため」の移動式図書館「ストリートブックス」が存在する。これは、住所不定のホームレスのために、本を自転車で運び、貸し出すというサービスだ。ホームレスだって、図書館に行けば、無料で本を借りられると思うかもしれない。ところが、図書館を利用するためには、身分証明書と住所を登録する必要がある。

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