中川えりな、20歳。今、彼女は「ファッション」で政治と日本の若者の距離をどう近づけるのか。
』のこと。政治や社会のあり方について自分の頭で考え、応答する能力を自覚し活用することによって果たすことができる。私たちには社会をよりよくする能力があって、その能力に気づけたほうが、我慢するよりもずっと楽だと思った意思表示は、公の場で行われる非暴力の抗議活動「デモ活動」や「座り込み」だけではない。ツイッターやインスタグラム、フェイスブックなどSNSを使えば誰もが政治に参加できる時代で、彼女のこの発言は、同世代へ向けたエールのように聞こえた。
日本は、若い人が政治のことをツイッターでつぶやくと『なにもわかってないくせに言うな』みたいに叩く風潮があるけど、そんなの全部無視すればいいし、間違っても別にいい1月に成人式を終えたばかりのえりな。彼女はなぜそんなにも政治を考え、社会に意思表示をするようになったのだろうか。
新聞もロクに読めなかった18歳。
高3の12月に上智大学の神学部に受かって、大学入学後の知識のために(キリスト教)カトリックの勉強をしようと地元の教会に通うことにした。赤ちゃんの時にカトリックの洗礼を受けてたけど、教会には通い始めたのは高校生になってから。