先進国のゴミに「売れる価値」を吹き込む若きガールズアート収集家、Space Space。
去年のちょうど今頃、小田急線沿いの閑静な住宅街狛江で、今となっては「伝説」となったパーティーが密かに行われた。翌日取り壊される運命の「銭湯の廃墟」で行われたその名も『ザ・バスハウス・ショウ』。そこには世界中のアーティストの作品が展示され、浴場の跡地に特設されたステージでは80年代のカルト的バンド、ヒカシューや勢いのある若手バンド・DJが、警察が来てしまうほど白熱したパフォーマンスを見せた。
このパーティーをオーガナイズしたのはアート・キュレーター・デュオSpace Spaceのエラとドロシー。アート・キュレーターとはその名の通りアートをキュレート(収集・展示)する人のことを指す。パーティー会場選びから運営、そして当日披露された国内外からの視覚芸術、そして音楽を選出したのがこの二人なのだ。
Space Spaceはザ・バスハウス・ショウの後、東京を離れ南アフリカに移住し活動を続けていた。そして先月1月に、南アフリカでの最後の展示を終え日本に戻り、原宿のギャラリーでその集大成を披露した。
今回Be inspired!は、来日中の二人に現在の活動や信念について話しを聞いた。