カリフォルニアの大学生が考案。環境にいい「食べるビール」ビジネス
とジョーダン(Jordan Schwartz)。まだ2人が学生だった頃、ビールは好きだけど、量産されるビールよりも少し値がはるクラフトビールを買うお金がなかった彼らは、なんと自分たちでビール作りに手を染める。そして、ビールを作る度に、学食で使う鍋がいっぱいになるほどの大量の麦芽かすが残る事実に愕然とする。生ゴミを堆肥に処理するコンポスト容器もないし、餌として食べてくれる動物なんか、もちろん近くにいない…。ビールを作る度に、大量のビール粕をゴミ捨て場に持っていくのだが、毎回、「これ、食べれそうな匂いがすんだよなあ」と罪悪感を感じる。とうとうある日、実際に食べてみると、意外とイケることに気づく。そして、「そうだ!このビール粕でパンを作って友達に売って、その金でもっとビールを作ろう!」と、思い立ったのだ。
(Photo by Jesse Rogala)
彼らが、パン作りを通して学んだことは3つ。
1つ目は、周囲がこのビール粕のアップサイクルするアイデアを歓迎してくれたこと。2つ目は、ビール粕がパン以外にも活用可能なこと。そして3つ目は、増え続けているアーバン・マイクロ・ブルワリー(都市型小規模ビール工場)