カリフォルニアの大学生が考案。環境にいい「食べるビール」ビジネス
が、このアイデアを支持して、パートナーになってくれれば、ゴミが減り、「サステナブルなビジネス」への挑戦が可能になるということ。その後2人は本業で、「ビール粕のビジネスモデル」を検討。製造が重労働で、賞味期限も短いパンではなく、グラノーラバーに路線変更し、ビール粕を20%使用したグラノーラバー「ReGrained」を開発した。現在2種類を販売している。アーモンド同様のタンパク質、オートミールの3倍の食物繊維を含むという栄養価の高さから、ビール粕のことを「スーパーグレイン」と彼らは名付けた。
健康にも環境にも「サステイナブルなビール粕」
(Photo by Sophi Pechner)
ReGrainedは現在、3つのアーバン・マイクロ・ブルワリーとパートナー契約を結び、毎週1カ所からビール粕を回収している。アーバン・マイクロ・ブルワリーは、大手ビール会社に比べてビール粕の量が少なく、また田舎との距離も遠いため、農場に送って飼料や堆肥にするような対応は難しい。ホームブルワーも同様で、ゴミとして処理するしかない。
とはいえ、瓶ビール6本を作るのに、約450gもの麦が使われるというのである。