カリフォルニアの大学生が考案。環境にいい「食べるビール」ビジネス
これでは都市型ブルワリーが増えれば増えるほど、食品ロスも増えてゆく。ReGrainedはそんな環境問題への解決法をも提示しているのだ。
肝心なお味は??
(Photo by Sophi Pechner)
環境にも、健康にも良いReGrained。果たして味はどうなのだろうか?アメリカ在住の筆者は実際に2種類のグラノーラバーを食べてみることにした。まずは、黄色いパッケージの「ハニー・シナモン・IPA」。ペールエール用の淡色麦芽かすを使った商品だ。パッケージを開けると、シナモンとハチミツの甘い香りがする。サクサクした食感ではなく、しっとりタイプのグラノーラバーだ。
薄くて柔らかいものの、ビール粕の繊維が多くてかみごたえがある。甘さも程よく、香ばしくて、無理なく食べられる。続いては、茶色いパッケージの「チョコレート・コーヒー・スタウト」。スタウトのような黒ビール用に焦がした麦芽かすを使った商品だ。こちらは、一口目から眼が覚めるくらいコーヒーの味と香りがする。また、何口かに一度ヒットする小さなセミスイート・チョコレートチップも良いアクセントだ。歯ごたえは同様で、かなり美味しい。ともに全くビールの香りも味もせず、美味しいグラノーラバーとして普通に楽しめた。