人、動物、環境に悪影響しか与えない「発がん油」を知らずに摂取し続ける愚かな日本人。
つまり私たちは、ポテトチップスを食べながら、悪意なく地球の破壊に加担しているというわけだ。(参照元:危ない油パーム油のリスク、知っていますか?)
1袋のポテトチップスがオラウータンを殺す
アブラヤシの実は収穫から24時間以内に搾油しないといけない性質があり、広大な農地と搾油のための工場が必要とされる。世界最大の生産国であるマレーシアやインドネシアでは、農園を拡大するために大規模な森林伐採が行われており、過去20年において日本の九州と同じ面積の森林がアブラヤシ農園へと姿を変えた。被害は森林だけに止まらない。かつて豊かな熱帯雨林には貴重な野生動物が数多く住んでいたが、パーム油の大量生産によって森が切り開かれ、動物たちの住処がなくなってしまったのだ。ゾウ、トラ、オラウータンなどが絶滅の一途を辿っている。また、パーム油を生産する際には大量の二酸化炭素が排出されるため、地球温暖化にも拍車をかけている。(参照元:プランテーションウォッチ)
(Photo by adrian kenyon)
油によって権利を奪われた人々
パーム油によって引き起こされる問題は、環境破壊や野生動物の絶滅だけに止まらない。